
Rome and Skiathos island part 1 (Jun 2005)
<プロローグ/Prologue>
今年は3年ぶりに夏休みにギリシャ行けることになった。しかし この春に読んだ本「ユルスナールの靴」(須賀敦子・白水社)で古代 ローマ皇帝のハドリアヌス帝とその愛した美少年アンティノウスの関係を 猪に、ハドリアヌス帝が建てた別荘Villa Adorianaを是非見たくなって、 それならギリシャにローマをトッピングして行ってみようと計画した。
そのギリシャは久しぶりにミコノス島にでも行くべ〜と思ってたら、 予定日の2ヶ月を切った頃には飛行機の席が無くなってた。それで その次に今度行ってみたいと思ってたスキアトス島を計画して、行きの 飛行機の席は確保、しかし、帰りの飛行機の時間帯が合わない。船と バスでアテネに出る方法を調べたら何とかあったので、これにしました。
●第1日目 水曜日 1st day
出発前日の朝、起きたらのどが痛くて夕方医者に行って風邪薬をもらって来たけど、当日の朝、その風邪薬と一緒にもらった睡眠薬を間違えて飲んでしまい、午前中は何で今日はこんなに眠いんだろうと思いながら、クルマの運転してました。昼に仕事終えて帰宅、食後風邪薬を飲むときになって風邪薬が減ってなくて睡眠薬が減ってたので間違えに気付いたわけ。
成田から乗ったタイ航空、ガラガラで通路側で前後左右空席の快感を味わう。食事も久しぶりのタイカレー。ローマに着いたらどうせ一杯歩くと思うので、寝てないとつらいので機内食の後、もらった睡眠薬かっくらって寝てました。バンコクではかなり待ち時間あって、人だかりのするテレビがあったので、何だと思ったらサンダーバードやってた。しかもキムジョンイルそっくりの人形が出ていて面白かった。これって新作?
バンコクからローマに行く便、これも久しぶりに乗った。これはほぼ満席。窓側にしたけど、隣はタイ人の夫婦。実は周りはタイ人のパックツアー客。ついにタイ人もヨーロッパに団体旅行するようになったのかと驚いた。彼らの持ってるパンフレットをちょっと見たら、タイ語で「イタリー スーアイ(美しいイタリア)」と書いてあって、これからが楽しみって顔して喜んでる。この初々しさ、初めて海外行ったときの自分を思いだした。食後また睡眠薬飲んで寝てました。目を覚ましたとき、隣のタイ人オヤジが、ほんとによく寝るね〜って顔してこっちを見てた。
●第2日目 木曜日 2nd day
ローマに到着後、列車でRoma termini駅へ。日本と違ってうるさくなく、駅に静かに入ってきて静かに出ていく、この感覚が何とも言えずたまらない。列車の中のポスター見たら、イタリアの国鉄の名称がFerrovia statale(国の鉄道)から Treni italia(イタリア列車)になってるので、民営化の波はここにも?って感じた。
ローマに着いて、早速荷物を駅の中の荷物預かりに預け、久しぶりに変わってた駅の中を見て歩いた。自分が住んでいた頃の駅、その後二度来たこの駅の中、更に激しく変わっていました。かつての面影は壁の石と天井くらいか。
地下鉄とバスを乗り継いで、今回の目的のひとつ、Villa Adorianaに向かいました。ここには直通がなくて、エステ家の別荘があるVilla d'esteに向かいました。沢山の人が降りるので、ここだと思ったけどなぜか違う。Villa d'esteには前々回のイタリアで行ったのに、間違えて降りるとは記憶もかなり曖昧。その降りたところはスパガーデンでした。そこでまたバスに乗り、Villa d'esteへ。ここでVilla Adorianaに行くバス停は方角から何とかわかったけど、どこでバスの切符を売ってるかわからない。聞くとあっちの食堂だとか、行くとそこじゃなくてあっちだとか。やっと見つけて買えました。何たる非効率。
Villa Adorianaのバス停で降りて、どこだろうと思ってたら立ち話していたおじさん2人に聞いたら、坂道を下がったところだと教えてくれたので、そこから7分位歩いて入口にたどりつけました。途中には映画でしか見ないような、門の中を入るとマロニエ並木の長い道がその大邸宅の入口に向かってる家を見て、ちょっとため息が出てしまいました。
そしてVilla Adoriana、中は広い。疲れる。円形の池を探して見つけました。ここは須賀敦子の本によると、何世紀もの間、「海の劇場」と呼ばれ、近年、のちの研究者が「島の離宮」と呼び直すことにした場所でした。中に入ろうとすると、一人ちょっと年輩の男性が絵を描いてました。場所を変えて違う所から入ると、飛び越えられそうな水面の向こうが島になっていて、ギリシャ風の建物があったらしいと言われる、今では遺跡状態の建物跡が建ってます。ここで、持ってきた彼女の本を開いて、読んでみました。現地ですぐ読めるように、付箋をつけておいたので便利でした。
他に図書館や哲学者の間とか消防士の宿舎とか、大浴場、小浴場、商店街とかがあって、これは別荘じゃなくて、ひとつの町みたいだなと思いました。つまり皇帝一人のために町が作られてると思えばいいのかも。でも暑かった。後で鏡見たら顔が日焼けしてました。
帰りのバスもまた苦労しました。ローマ行きのバスが出ているというので、切符を買おうとすれば、あっちだ、こっちだで、何事も3回位別の人に訊かないとたどり着けない。最後に店先に出てた肉屋のオヤジがたばこ屋の看板が出てるって教えてくれたのでわかりました。その後、今度はバスがなかなか来ない。40分待ってやっと乗れました。今考えると、この辺の住民、バス乗るよりみんなクルマだから、あんまりバスなんか関心無いのかも。来たバスに乗ったら、来るとき地下鉄Ponte mammolo駅降りたバス停にいた中高生?らしき集団が乗っていて満員状態。イタリアの子達を見ると、大人っぽい子もいれば、まだ可愛い子もいて、これは中学高校一緒なのかなと思えた。先生も若い女性で、先生らしくなくてこれはもしかしてレクリエーションリーダー?彼らの会話で「Super ragazzo(スーパー少年)」という単語が気になった。帰国後辞書で調べたけど、今の言葉なのか、出てない。
ローマの駅に戻り、昼食をとりました。駅の上にあるセルフサービスのレストランでハンバーグを食べたけど、まずかった。このレストラン、駅の中の切符売り場のブースの上にできているので、駅の中が良く見える。でもまずい。もうひとつあるレストランにしておけば良かったと思いました。
タクシーで今夜のホテルInter-Continental De La Villeに行きました。タクシー降りたらスターリンそっくりなポーターがカバンを持ってくれます。あれ?ここは僕がローマに住んでたとき、とっても可愛い天使みたいな少年ポーターがいたけど、まさかこんなおじさんになってる訳ないし。。。もしかして隣のホテルと記憶違いかな。。。チェックインしたら「ここは初めてですか?」「はい、そうです」そしたらインターコンチのカードを作れという。色々説明するけど、面倒なので、説明書だけもらっておきました。
スターリン似のポーターに案内されて迷路のような先のエレベーターに乗って5階の部屋に通されました。狭かったけどシングルだからしょうがない。これで一泊35000円はやはり高い。 1時間位したら「満足いただけたでしょうか?」と電話がありましたが。でも部屋のテレビでネットができました。風呂に入ってから久しぶりのローマ、外に出てみました。このホテルはスペイン広場の階段のすぐ上。広場に出たら観光客がわんさか居て、 今まで僕の知ってるローマとは違う一面を見せてくれました。考えてみれば僕が知ってるローマは夏を除く春秋冬だったから、夏のローマを知らない。
あんまりブランドものに興味の無い自分でも、ブランドの店が集まる Via Codotti(コンドッティ通り)を散歩すれば、おぉ、なかなか いいじゃない。。欲しいけどお値段が、とかサイズが大きいのばかりで、日本人のサイズにはちょっと。。。とか思いながらも きっと自分の目がランランと輝いてたのかも。
ウンガロの店が閉まったまま、どこかに移転しちゃったのだろうか? 名もないブランドの店に気に入ったシャツがあったけど、どうも 大きそう。後で入って自分に合うサイズでも聞いてみれば良かったと後悔してます。
僕の一番好きなブランド「Valentino」の店の前で写真を撮りました。 でもウィンドウに飾られてる男物のニットはちょっと自分には。。て感じかな。店の壁のライオン丸の口からははるか何十年も前から、 もしかすると少なくとも100年は持つ西洋の建物のこと、何百年も前から水が流れてたのでしょうか?
夕方からちょっと寒くなり、風引いてる身には肌寒く、雨が降ってきたので近くのマクドナルドで休憩。その後 ホテルに戻り、また出直して夜のしじまにサウナ探しに出かけたのでありました。
夜8時頃、丁度日没頃です。EMCと言うサウナに着きました。ベルを押してカギを開けてもらいます。中に入ったらとてもかっこいい子が受付にいました。きっとこの子はオーナーの愛人でしょう。チュニジアあたりの子でしょうか。サウナ(日本の)の掲示板に、ここは初回30ユーロと中で履くサンダルのサイズを言うとそのサイズにあったサンダルを出してくれると書いてあったので、自分の足のイタリアのサイズを調べて行ったのはいいけど、30ユーロ払おうとしたら13ユーロでした。掲示板書いた人が英語でthirteenとthirtyがわからなかったのでは?
パスポート見せてタオル2枚とビーチサンダルをもらってロッカーへ。とても変わったロッカーでした。 着換えてどこ行けばいいのかわからず、階段があったので2階へ行ったらマッサージ室だけ。こんな狭いサウナかよって思いながら戻ってきたら、店の人が地下へ行く階段を教えてくれました。そう来なくちゃ!
入ったらシャワーがわからなくていきなり大きな風呂が。そしてそれが二つの大きなお風呂で真ん中に通路があってひょうたんみたいな形をしていました。壁や天井は今日Villa Adorianaで見た古代ローマ風です。古代ローマ人もここにいる人たちのような顔してたんだろうなとか、古代ローマのお風呂もきっとこうだったんだろうなと思ってました。
そしてその先にシャワー、サウナが2つか3つ。そして個室が50位ありました。ビデオルームは狭かったけど、4つの画面でそれぞれ違ったホモビデオを流してる。僕が面白いと思ったのは、アラブ風のブティックで アラブ風のズボンを買いに来た子が試着室で着換えてるところを店の男が襲っちゃうビデオでした。
客層は若い人が3人、後は熟年が30人位いました。日本人じゃないかと思える中年の人も自分以外に一人居ました。しかしこの若い人たちが皆、かっこいいんです。うち一人はまるでブラッド・ピットそっくりだし、もう一人は髪の毛黒かったけど細身でかっこいい。残りのもう一人も普通以上。でも何もなくてBarでジュースを飲んで11時過ぎに帰りました。
帰り道、おなか空いてたので何か買って帰ろうと、共和国広場からVia nazionaleを歩いてたら、若そうな男が酔ってきて、地図を見ながら何か訊いてきました。もちろん相手にせずです。こんな詐欺、20年以上も前とちっとも変わってないなと思ってしまいました。結局、店はどこもやってなくてコンビニのない街って不便。夜のトレビの泉を見てから部屋に着きました。
続く。 To be continued.