あぶないタイランド(前編)2007年11月

Risky Thailand (part1) Nov 2007

  第1章・それはこうして始まった。

 タイに行く十日前にアメリカだかイギリスだか判らないけど登録して おいた出会い系サイトを通じてメッセージくれたタイの子がいました。 18歳のタム君です。返事したらメッセンジャーしようと言うので、 僕のPCはマックだからできない(実際にはできるらしいが、自分には 判らない)と電話したら、17歳で高校生だと言うのです。 そして一緒にいた友達が電話に出てきて
「彼はバタフライ(浮気者)は嫌いだからね」
と僕に牽制をかけてきた。

 その翌日、写真を何枚か送って来てその後返事も来なかったので、 別に逢えなくてもいいやと思ってたらタイ出発二日前にメールが来て、 逢いたいとのこと。 高校生と聞いて少し舞い上がってた自分でした。 反面、未成年じゃディスコも行けないし何して遊ぼうか。。 なんて迷ってしまった。

  第一日目・水曜日 First day

 久しぶりのUAのバンコク線に乗りました。成田で自動チェックイン機 で登録。マイレージの番号を登録したらアップグレードしますか?と出た。 見てみたら32000円でビジネスクラスに、7000円でエコノミープラス の席に。でも今回の運賃、エコノミーで92540円(航空券、燃料費、 成田とバンコクの空港税含む)も払ったんだから、マイルで引いて くれるならいいけど、また払うのはちょっと。。 ということで、エコノミーで我慢しました。中華航空だったらこれで ビジネスクラス乗れちゃうのにねぇ。。

 荷物預けたら、係の女性が 「鍵は開けてますか?開けたままで現地まで行きますけど」
「えっ!」(それは困る!)
「それならあそこのガラスの部屋でチェックすれば鍵掛けられます」
というので、そこに持って行けば、中開けずにただエックス線?の 機械の中を通しただけ。

 機内に入ると日本人のクルーがいなくて、殆どタイ人ばかり。 日本語の機内放送も変な日本語でやってました。コスト削減はここまで 来てるのね。 バンコク到着後、タクシーでスクンビット通りソイ33のホテル 「ノボテル・ロータス」へ。ところがこのタクシー、乗ったら運転手が 400バーツだと言うのです。よく見たらメーターがついてない。 ちゃんとタクシー乗り場でチケット書いてもらったのに。 バンコクの新空港、今までと違ってメーターの無いタクシーや変な タクシー乗り入れできないと聞いてたのに、いつのまにか うやむやになり以前と同じになったところが、やはりタイ? 後でどこかに文句言ってやろうと思っていつものようにナンバーは 控えましたが、恐そうな運転手だった。でも降りる時にいつもなら 200で行くと言ってやりましたが。

 そのタクシーの中で高校生に電話して明日の午後1時にマーブン クロンで逢うことにしました。ホテルに着いたら、フロントで部屋をアップ グレードしておきましたと言うので、中に入ったら、その階で一番広い 部屋、応接間付きの部屋でした。これに流し台が付いてればサービス アパートメントと同じ感じ。  さて、カバンと開けて荷物整理して、落ち着いたら深夜1時。 もう疲れてどこ行っても閉まってるから風呂入って寝ました。

  第2日目・木曜日 second day

 8時半に起きて9時半に朝食。10時半にチェックアウトして荷物預ける。 早速マーブンクロンに行き、タイで使ってる携帯のバッテリーがダメに なってたので、バッテリーを探しに。4階の携帯売場、ところが僕の 使ってるSIEMENSの古い携帯、さすがにそれ用のバッテリーはどこも 見当たらない。J-MARTいう店入ったら店員が付いて来る。彼に話して バッテリー見せたら、どこかの店に行き2種類のバッテリーを持って来た。 今までのは300バーツで、もう一つのは何と10万バーツだけど、 最高級だという。もちろん300バーツのにする。 しかし、つくづくこんな古くて大きい携帯、もう売ってないし、こんなの 余程田舎の子じゃなければ、欲しがらないだろうなと思った。

 ついでに他の店で日本で以前使ってたSHARPの携帯SH802のロック はずしをやってもらった。150バーツだと言ってOKしたら、その店員、 違う店に持って行き、こんどの店員は2時間かかるという。時計を見たら 11時半。それじゃ1時半か。 ちょっと時間があったので、マクドナルドでアイスコーヒー飲んで、 彼の到着を待ちました。

 1時過ぎても連絡無いので電話したら「あと10分」というので 場所を聞いたら「KFCの前で」というので、その辺の店をうろうろ。

やってきました。黄色いTシャツ姿で写真の通りの子でした。 そしたら3人で来てる。ちょっと話して、ランチでもということで2階に あるタイスキの「MK」に。 彼らと話したら、お兄さんお姉さんだと言う。よく見ると3人とも 顔つきが違う。高校生は中華系の顔立ち、姉は典型的な イサーン(タイ東北部)顔、兄はどこだかわかないような顔。 聞いてみると高校生はバンコク、姉はカラシン、兄はピチット 出身だと。 それで、この子と兄が母親は違うけど同じ父、姉と兄が母が同じで、 父が違うとか、姉とこの子は。。。聞いているうちに彼らの相関関係 がわからなくなってきた。とにかく一緒に住んでる家族だと言う。

 兄が言うには、「弟は英語がうまくできない。大丈夫ですか?」
その兄は日本語がちょっとできるが、変な日本語。 途中で兄が席を立ち戻って来たかと思うと、本屋で日本語会話の本を 買って来て弟に渡してる。弟はそれを見ながら話そうとしてる。

 席上、兄が弟は18歳で来年の2月に19になるという。なんか18と 言ったり17と言ったり、また18とコロコロ変わる。高校生は来年大学に 行きたいというので、 それじゃ何を勉強したいの?って聞いたら「建築学」だという。 それって、日本で怪しい子が心理学専攻してますってよく言うのと 同じことかしらん。相手にちょっとすごいでしょと思わせる学問?

「日本人とつきあったことあるの?」と聞いたら「ない」という。
それじゃ「ファラン(白人)とは?」
それも「ない」と言う。
しかし、「ファランはあそこがでかいよ!」と言って
3人でにやにやしながら話してる。そんなこと普通兄弟で話すか?

 僕はこの子が一緒にパタヤに来てくれなくても別に構わないけど、 一緒に行く?と聞いたらOKだと言うので、納得。 そしたら兄が、
「旅行に行くなら服を買ってあげてくれ。同じ服じゃ匂うから」
というのです。

 そうしてここを出て、僕が携帯修理頼んでるからと言って4階に上がり ロック外し、出来て来たら600バーツだという。日本の携帯だから高いの かなと思ったけど払って受け取る。そしたら兄が「それは高い」と言うが しょうがない。その後向かいの店の携帯のケースを見て、タム君 「これ買って?この携帯は父のだから」と言う。見たら5800バーツ。 そんなの払えるか!今逢ったばかりなのに。。。

 その後、姉がアイスクリームを食べたいというので、サーティーワンで 食べてこの兄弟と別れ、タム君にパタヤ行くのだから、一旦家に帰り 支度する?と聞いたらしない。という。このまま。。 渋滞なのでスカイトレインでホテルに戻り、荷物を受け取る。 ドアマンにタクシーでパタヤまでいくら?と聞いたら1500バーツだと 言うので、OKして乗り込みました。

 タクシーの中でタム君、僕の肩に頭を乗せて寝ちゃいました。 この時は可愛いなとは思っていたのだけど。。。


  これがそのタム君。This boy that I met called tum.

  第2章・この子っておねだり姫?それともとんでもない子?

タクシーでパタヤの定宿に着きました。運転手がパタヤの道 知らないので、遠回りしてしまったおかげで到着は夜7時過ぎてました。

 早速部屋で荷物降ろしてから夕食と服を買いに。
「どこに行く?Big C?(大きなスーパーのことです)」
タム君嫌な顔して
「ロイヤルガーデン(高級なショッピングセンター)」と言う。
 まぁいいでしょう。 で、ロイヤルガーデン行くソンテウ乗って降りる時に 20バーツ持たせて彼に払わせたら、運転手が80バーツだと言う。 そんな、タイでも地元の人じゃないと見れば、ぼったくるとは 聞いていたが、慣れてる僕が渡した方が良かった。

 で、ロイヤルガーデン行くと早速服の店に。2、3軒入ったが そのうち高そうな店で一枚1790 バーツのポロシャツ見つけ、これがいい と言う。ダメダメ。高すぎる! で、他の店に行き、見たがやはり出て来てしまう。 結局元の店に行き、こっちも根負けしてしまいポロシャツとハーフパンツ で3000バーツ買ってあげることに。

 一番上の階にあるレストラン街に行き、 「Zen」という日本食レストラン に入って彼は寿司を選びそれとジュース、僕は天ぷら定食とビール。 ビールなんてあんな苦いの飲めないよって言うから、まだ子供かなと 思った。まぁここは安かったけど。 寿司なんて食べられるの?と聞くと、食べられると言う。 何だかこの子って上海のミンミンみたいな「おねだり姫」なのかなと 思った。でもこの子って加藤晴彦に似てるなと思ってきた。 それで携帯で加藤晴彦の写真見せてあげたら嫌な顔してる。

 しかし、食後トイレに行くと言ってなかなか帰って来なくて、 携帯で何やら話してる。その後また降りて今度は下着を買ってあげようと しても高そうな店に行く。歯ブラシも持って来てないので、ドラッグストア に行けば、他にUVカット入りのクリームやローションを買い込んだ。 そして筋肉つけるためにプロテインの薬みたいなやつが欲しいと 言ってきたので、
「ダメダメ!そんなんで筋肉つかない。運動しないとダメ!」
と言って、買ってあげませんでした。

 色々着るものとか買って一旦ホテルに戻るときに寄ったマイクデパート、 そこで両サイドにリングのついたパンツを欲しがり、ついでにTバックの パンツも売ってたのでそれも買ってあげた。 あとで写真撮らせろよと言ったら嫌がる。 ホテルに戻って夜の街に出かけようと思ったが疲れてしまい、 出るのはやめました。 結局この買物と食事で7000バーツは使ったかも(爆)

 シャワー一緒に浴びようと言ったら嫌がる。これが普通の子らしいと 思ったけど、自分が先に入り、彼が脱いだら腹がちょっと脂肪付き過ぎで 出てる。でもお尻も胸もプリプリでセクシーな体つき。毛が殆ど生えてない スベスベの体。

 更にベッドでの夜はすごかったです。この歳にしては上手すぎ。 基本的にネコみたいで、体位を変えてはバックさせてくれる。 もしかしてかなり経験してる?僕も年甲斐も無くハッスルして 彼は僕が今まで経験した中でベスト3に入りそうな位上手い子でした。

  第3日目・金曜日 Third day

  翌日、9時半頃朝食に行けば、白人とタイ人ボーイのカップルが いました。食べながらホテルのプール見てたら、普通はもう白人が 泳いでるのに、今日は風が強く暑くないせいか誰も泳いでない。 11時頃歩いてジョムティエンのゲイビーチへ。 彼は僕のサングラスを奪ってかけながらビーチに向かう。 「タムはね、陽に焼けるのが嫌いなの」 とタイ人なら誰でも同じことを言う。

 ビーチでゲイのVCDを売りに来たら、 「あんなのは良くない」と目で合図。 泳ぎたいと思う程暑くない。歩いてても 汗をかかないくらいの今が丁度いい季節。 おなか空いたので2時に出てホテルに戻る。

そしたら、彼は頭がどうのこうのって言ってる。言ってる意味が わからないので、すると携帯で昨日逢った兄が出て、
「海に行ったから美容院に行かせてくれ」
と言って来た。そして200バーツ欲しいと言って来た。

やれやれ、お昼行くどころか、彼が美容院から帰ってくるのを 待たなければならなかった。

   この頃になると、もしかしてこの子はおねだり姫じゃなくて、 いつも彼らの指令を受けながら行動してるとんでもない子じゃないかと 思うようになった。そして昨日来たあの二人は僕がどの程度の カモになるのか面接してたのではと思うようになった。


  これがロイヤルガーデンのフードコートのテラス This is Royal Garden Food court's terrace.

  第3章・消えたあの子

 海から帰って美容院に行った彼が帰って来ました。頭から美容院の 匂いがしてました。シャンプーしてもらったらしい。髪の毛はカット してなかった。

 お昼食べに、ロイヤルガーデンに行きました。行く前にホテルの 近くの旅行代理店に行き、今夜見るおかまショー「ティファニー」の 予約をして来ました。  入ったらロシア人の店員がいて、増加するロシア人用に雇ったの でしょうか。ちょっと驚きました。VIP席だと一人800バーツ、 普通席なら500バーツ。普通のにしました。VIPだと前の方なので、 舞台から降りて来てキスされたり舞台に上げさせられたりするので、 普通でいい。以前口紅つけられたことあるのでそれは嫌だ。一番いい のは二階の一番前の席がいいけど、これは席が空いてて、運がいい場合。 当日窓口でそこを指定したら高い。

 ロイヤルガーデンに着いて、「Believe it or not』というテーマ パークの看板見て、彼は「これ何?」と聞いて来る。 多分知ってるような顔。それよりタイ人は恐いの好きな癖して 嫌がるからその隣の「ホーンテッドアドベンチャー」とかいうのに 二人で入りました。

 タイ人でない者には恐くないだろうと思ってたら、結構恐かったです。 彼もキャーキャー言って抱きついて来るし、出て来た時には 僕のメガネのねじに彼のか自分のか髪の毛が挟まってました。

 その後フードコートで遅めの昼食。ここ入る時にもらうカードには 1000バーツのクレジット機能が付いてるとか書いてあり、なくしたら 大変。彼も高いのでびっくりしてる。彼がピザとジュース、僕がパッタイ (タイ風焼きそば)とアイスコーヒー、そして二人ともケーキを食べて 480バーツでした。

 昼食後、彼は服の店を見たり携帯で何やら話してる。僕はお金が 無くなりそうなので、一階にちょっと行ってくると行って一階の銀行へ。 しかし混んでるので番号札あと3人なのに遅い。時間かかりそうなので 出てきて、上を見たら吹き抜けの上から彼が見てた。ゾッとしました。 銀行行ったの見られたかな。それで外に出て両替屋で両替。

 2階に戻り、彼はまたここで何か買いたさそう。ここでまた買って と言われたら大変なので、僕も買物したいのでBig-Cへ移動。 スーパーで買う分には安心だから。ここの衣料品売場で彼は 下着を探してる。僕はベルトを買い、彼はパンツと安いポロシャツ、 靴下。でも黒いタンクトップを探してたがなかった。

 ティファニーに行き、夜7時半の2回目のショーを見て来ました。 このショーは今年二度目。前回とはちょっと違ってました。その後また 食事にBig-Cに行き、安い食堂へ。途中の屋台で黒いタンクトップを 売ってたのでそれを買ってあげました。

   夕食、彼はパッタイ、僕はカオパット(タイ風チャーハン)と水を 頼んでトイレに行き、戻って来たら何と彼はビールを飲んでる。 昨日あんなの苦くて飲めないよって可愛子ぶってたくせに。。。

 食事中、彼の携帯に電話がかかってきて終わったら学校の先生から だという。それで僕がこんな時間に先生がかけてくるのはおかしいと 思って言ってやったけど、学校は夜6時から11時までやってると言う。 本当だろうか?いくら国情が違うとはいえ、そんな時間までやってたら 女の子なんか帰るの危ないだろうに。信用できないと言ってやった。

 あんまり電話してるせいなのか、彼の携帯、バッテリーが切れたので、 僕のSHARPの古い携帯を貸してあげる。彼の携帯、父のだと言う割 には画像は自分のばかり。 見せてもらったらどこか高級なホテルの部屋が2枚写ってる。 ははん、誰かとそこに泊まったのね。

 食後、「ロイヤルガーデンは何時に閉まる?」
と聞いて来たので 「10時」と言ったら気にしてた。GOGO BARに行く前にロイヤルガーデン に行き、彼はトイレに寄る。携帯で何か話しながら、メモを書いてる。 もしかしたら今思うと僕の貸してあげた携帯の番号だったのかも。 そして、そのメモ用紙を昨日高かったお気に入りの店の前の屋台の おばさんに渡して、ここで約束してるのでその人が来たら渡してくれと 頼んでる。

 その後GOGO BARの「Throb」に行き、ショーを見て終わると BOYS TOWNに移って来た「STAR BOYS」を見る。ここはボーイも 少なくつまらない。そして有名な「BOYSBOYSBOYS」に入ると 丁度ショーをやってた。この頃彼はいつもビールを飲んでました。

 ショーの途中、彼はおばさんからだと言って僕の携帯を持ったまま 外に出た。それが二度あり、ショーが終わってしばらく自分も残って たけど、帰ってこないので、精算して自分も出る。店の外を見ても 彼の姿は見えない。

 外から電話してもちっとも出ない。二度かけたけど同じ。もしかして 先に帰ったのかもと思ってホテルに戻ったが帰ってない。 ホテルからまた電話してもちっとも出ない。 もしかして、あの兄からの指令で一泊で帰ってこいと言われたの だろうか。。。 それともあのメモを受け取った人が別のカモで、そっちに行ったか。。

 部屋で寝るとき、彼が戻ってきたら一人か確認しないで入れるのは よそう。深夜にあの兄と二人で来たらどうしよう。殺されるかもと 思ってしまって恐くてよく眠れなかった。部屋の扉の内側にコーラの 空き缶を置いて、入って来たら倒れて音がするようにした。 そして夜中、彼らが入って来て襲われたという金縛りを 経験してしまった。

(後編に続く)To be continued


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