クアラの短い休日(2005年9月)

Short holiday in Kuala Lumpur (Sep 2005)

<プロローグ/Prologue>

   かなり前に自分の写真を載せておいた海外のフォトメサイトを 見て、今年の3月も終わる頃にメールをくれた彼がいました。 マレーシアのJ君(30才)です。かつて一年間、東京の立川市に 交換留学生として滞在していて、日本語が上手です。

 その後、彼とメールのやりとりがあって、自分としては余り マレーシア興味なかったし、行くつもりもなかった。しかし向こうは 仕事、週6日働いていて忙しいのか何度も「来て来て!」メールが 頻繁に来るようになり、こっちももう5年以上もクアラルンプール 行ってないし、あの街もかなり変わって来てるらしいので、1ヶ月位 前になって、行ってもいいかな〜って気も出てきた。

 しかし、休みが取れないので9月の三連休を利用して行くことに したものの、飛行機は満席、しかも午後便でビジネスクラスなら一つ 空いてると 言うので、高いけど行ってみることにしました。あとで 20万円 払って、初めて逢う子に空港で顔見て、タイプじゃないからと 逃げられたらバカみたいだな〜って後悔してしまいました。でも、 そこは彼も大人、ちゃんとした子でそういうこともなく、こっちは 地図もガイドブックも持たずに彼の案内に任せて旅するのも いいかな〜って思って出発したのでした。

  第1日目 土曜日 first day

 9月も半ば越えて前日からやっと涼しくなって来たものの、どうせ 暑い国に行くんだからと薄いシャツしか持って行かなくて、当日も 薄いシャツだったせいか、成田空港着いたら冷房が強く感じて、鼻水 が出てきた。以前、韓国プサンに行った時の飛行機の中でくしゃみの 10連発を思い出してしまい、そうなって欲しくなかった。

 久しぶりに乗るマレーシア航空とビジネスクラス、自分のお金で ビジネスクラスのチケット買ったせいか、気持ちよく旅行できま した。今まではビジネスクラス5回ほど乗ったけど、 いずれもアップ グレードかマイレージの特典旅行だったからちょっと肩身が狭かった。 今回は悪く言えばちょっとタカビーな気分もあって、エコノミー クラスより優越感もありました。でもこれが続くわけがない。

 さて機内に入れば4Aの座席。見渡してもクルーに若いのが いない!隣の席のおやじは早々とフットレストを出してスニーカー 脱いでリラックス状態。きっと乗り慣れているんだろうけど、ビジ ネスクラス乗るならスニーカーで来るなよ!もうちょっといい格好 して来いよって思った。自分だって育ちの良さそうなお坊っちゃま ぽい格好して来たつもりなのに(行きだけはね)しかしそう思った 自分は、何度やってもフットレストが出せなくて、これがわかる まで数時間かかりました。

 機内では見たい映画もなく最初から寝ておこうと思ってたので、 早く薬を飲んで寝ようと思ってたのに、食事がサテーに始まって 今まで乗った他のエアラインのビジネスクラスより、のろくて ちょっとイライラしました。間が空きすぎたのです。こっちは途中で トイレに行きたくなるし。

 うちのネコがエサをちょっと食べては寝て、また起きては食べてる の見て、親が「こういうのを『ダラダラ喰い』と言うんだよ」って 言ってたのを思い出す。まさにダラダラ喰い状態。何て言うか エコノミーみたいに一度にトレーに出された方が、便利なことも あると思ったほどでした。それでもその後2時間は寝れたと思い ました。

 クアラルンプール到着しました。定刻の19時20分頃です。ここの 空港って降りた人と乗る人が一緒に歩けるのでテロがちょっと心配だ と思いました。機内で配られたプレミアカードのおかげで、イミグレ が専用の場所で待たずに入国できました。両替して荷物もすぐ出て きたので、即、出口に。しかし彼がどこにいるのか判らず、彼の携帯 に早速電話してすぐに逢えました。

 彼は写真と同じで安心しました。(ホントは写真の方が爽やか 好青年だった)早速彼のクルマで今夜泊まるプトラジャヤの シャングリラへ。ここは彼のお薦めのホテルでした。最初、今回 クアラ泊まる時はマレー風が特徴のイスタナホテルに泊まろうと 思ってたけど、彼がそこは古いから1泊目はプトラジャヤのシャン グリラがいい、2泊目は僕がクルマで案内するからクアラのウェス ティンかJWマリオット或いはプリンスホテルがいいとメールで書いて 来たのです。しかしどこも高い。彼の薦めで最初の一泊がプトラ ジャヤで、翌日は3つの中で一番安かったクアラのJWマリオットに 泊まることにしました。

 ところで、プトラジャヤってどこ?空港とクアラ市内の中間に ある政府の建物がある官庁街のNEW CITYでした。他にもペタリン ジャヤとかサイバージャヤとか何とかジャヤがあって混乱しちゃい ます。東京にも三軒茶屋とかお花茶屋ってあるけどね。

 ホテルに入りました。入口入ってからフロントまで距離があって、 まるで自分が政府高官か皇族になったような建物でした。普通の 観光旅行では絶対来ないような場所にあるホテルでした。こういう ところで2泊するのもたまにはいいんじゃないかなと思ったほどです。

 チェックイン後、部屋を一通り見たら、バスルームの壁と言うか 扉が開いて、部屋を通して外の景色が見えるようになってました。 昼間だったら眺め良さそう。


  これがホテルのバスルーム後ろの壁 開くと部屋から丸見え!Bathroom of Shangrila at Putra Jaya.

 荷物置いてから彼のクルマ(韓国KIAのセダン)で夜のプトラジャヤ を見て来ました。大きなモスクの周りは公園になっていて家族連れや カップルが沢山いました。その後きれいにライトアップされた官庁街、 この政府関係の建物のデザインが素敵でした。そしてとあるレストラン で軽い食事。

 部屋に戻って来て彼にお土産を渡してシャワー。彼が一緒に入って 来て洗いっこ。僕が歯を磨いて出たら、一足早く出た彼はベッドの中 で何も身に付けていなかった。びっくりしてたら彼が「時間が無駄 でしょ」と言う。こういうところがタイ人と違う。タイ人だとシャワー 浴びてもまた汚いパンツ穿いてベッドにいるから。

  第2日目 日曜日 2nd day

 翌朝起きたら部屋の前の公園、森林の中にいるようでした。食事に 降りたら冷房がきつくて寒かった。食後、外の公園に出てみました。 ホテルのガーデンの階段を降りたら、すれ違いに上っていく華人の 男子2人連れに逢いました。片方がとてもかっこよかったので、声 掛けたくなってしまったけど、彼が嫉妬するのと僕がいつもそんなこと してると思われるのでやめました。

 この公園きれいだけど人工的。「かなりお金がかかってるん だろうね」と言ったら彼が言うには「みんな僕達の税金で、できて るんですよ〜」マレーシアって国土が広くて人口も少なくて落ち 着く感じ。それこそ露出とかしたい人には最適な環境。だけど イスラム教の国(でもそんなに厳しくないらしい)


  これがホテルからの遠景 View from room at Shangrila Putra Jaya.

 ホテルに戻って今度はホテル内の探検。プールは小さかった けど、マレー人の男達が泳いでいて、その奥さんらしい人たちが チャドル姿でビーチベッドに横になってました。部屋に戻って荷物 まとめてチェックアウト。彼のクルマでクアラ市内へ。彼が僕に マレーシアを見せたいように遠回りをしてクアラに向かってると 言う。

 田舎の風景はタイと似ていたけど、途中の大きなモスクと肉骨茶 のうまい店に案内してくれました。周りの店も同じような店。だけど ここが一番うまいと言う店に行き、食べたけど、シンガポールで 食べた店よりうまかった。特ににスープがうまかった。彼が言うには シンガポールの肉骨茶は偽物で、ここのが本物だと言う。どう違う のかと言えば、シンガポールのはどんぶりに入ってたけど、ここのは 鍋に入っていて、具も自分の好きなだけ入れられる。僕はエノキが 歯に引っ掛かってずっと気になってました。


  これがマレーシアの肉骨茶 Bakuteh of famous local restaurant.

 その後彼が自分の家を買ったと言うので、そこも見せてもらい ました。ニュータウンの中のタウンハウスって感じでした。リフォー ム中だというので、まだ何もなくて流し台も付いてなかった。あるの はトイレだけ。しかもトイレが二つの部屋のまん中にあって、 ちょっとアメリカ的。全部でトイレが3つか4つもありました。 ということで全部で6部屋くらいありました。バスタブはマレーシア では普通の家には無いそうでシャワーだけ。

 今度来た時にはできてるから泊めてあげると言われたけど、近く には同じような家ばかりで、コンビニも無さそうでクルマが無いと 不便そう。でも、まだ越して来てない家が多いので今後どう発展 するか、旅行者の目では判らないけどね。親とは一緒に住まない ので、一人で住むか兄弟で住むみたいでした。でも彼、もっと勉強 したくてイギリスに留学も考えてると言う。

 クルマに乗ってたら雨が降り出して来て、買って2ヶ月の新車 なのにもうワイパーがぎこちなく動いてるので、「買って2ヶ月 なのにもう、こうなの?日本じゃ考えられない」って言って しまいました。彼は次ぎ買う時はトヨタにすると言ってたけど、 僕は韓国製のクルマだからと思ってたけど、もしかして熱帯の 頻繁に降る雨の強さと量でこうなるのだろうか?

「彼に何語ができるの?」って聞いたら彼の先祖が福健省から来て 彼が5代目で、家では福健語を使い、他に「北京語と広東語、 マレー語、日本語、それに台湾語!」と言っていた。 「クアラルンプールのモノレールとLRTなんか駅と駅が繋がって なくて不便!」って言ったら 「This is Malaysia!」という返事。

 市内に入り、JWマリオットに到着。ホテルの人が自家用車だった せいか迎えに来てくれないので、彼は「このホテル冷たい」と 言ってる。彼がクルマ駐車場に置いて来るからとフロントで待ってて と言うので、チェックイン終わってちょっと待ってたけど、来ない ので先に部屋に行ってました。

 エレベーターのところで、日本語で話し掛けられびっくりして たら、日本人のホテルマンでエレベーターの乗り方(部屋のカード を先に差し込む方法)から部屋まで案内してくれました。あとで チップ出した方がいいんだろうかと悩みました。でも日本人だから いいかってことで出さなかったです。

 トイレで用足したら排水がちょっと悪い。2,3回流さないと軽い 紙なんか全部流れない。シャングリラでは洗面台の排水が良く 無かった。ホテルって色んな人が使うので排水が悪いのはしかたが ないと思ってたけど、5つ星のホテルでもそうなのかなぁって ちょっとがっかり。

 彼が待ってるといけないので、下に降りたら彼が待ってました。 部屋に案内したら彼、ミニバーの下の無料で飲める水の場所なんか 知ってたのでびっくりしたら、以前仕事でお客さんがここ泊まった ので部屋に入ったことがあるそうです。

 ちょっとお茶したくなったので外に出て、KLプラザのCOFFEE BEAN で休憩タイム。彼はポイントカード持ってました。その後 僕がVCDを 買いたかったので彼が「スンゲイワン」という中華系のショッピング センターを案内してくれました。行けばバンコクのマーブンクロン みたいで、一番賑わってました。店員の子にもカッコ可愛い子が一杯 いて、目が思わずあちこち泳いでしまいました。ここ穴場です。

 彼が言うには今一番人気があるショッピングセンターはツイン タワーのある「KLCC」だけど、あそこは高いから見るだけだと。結局 ここで何か日本のドラマのVCDあるか探しても無かったので、台湾の 周杰倫とENERGYのVCDを買って来ました。ホテルに戻って一緒に シャワー、今度は僕が彼のをしごいてあげました。

 彼に今日歩いた感想を言ってみました。「クアラの街って車椅子の 人が通れるようにスロープになってないね」これはタイが割と スロープができてる、というか一応 形だけはできてるのを見てる ので、ついタイと比較してしまうのです。彼の答えは「障害者は 外に出て来ないから」日本も昔はそうだったから、しかたがないか。 逆にタイや香港、台湾みたいに各商店の前の歩道が店ごとに高さが 違ってなくて、統一されてたのは進んでると思いました。

 彼からは「日本人は何時間でも並ぶの好きだね」と言われました。 愛知万博のこと? 彼が僕の宗教聞くので仏教だと言ったら、更に宗派まで聞いて来る。 何でだろうと思ったら彼は創○学会でした。親の代から入ってるそう です。この国でも布教してるのね。

 彼は明日仕事だし、僕の相手して疲れてると思うし、僕はサウナに 行きたかったので、夕方彼は帰りました。僕はその後、何か拍子抜け して、しばらくテレビ見たりしてサウナ行くのどうしようかと思った けど、明日空港まで乗るKLIAエクスプレスという電車が出てる セントラル駅、明日迷わない為にもモノレールに乗って見て来ました。 そしたら日本語の表示が出ていて面白かったです。


  これがクアラルンプールのモノレール Monorail of KL

 その後タクシーで サウナ「otot2」へ。 しかし入った時間がもう 夜8時過ぎてたので、前回行った時と違ってタイプの若い子は居ないし、 ここで食事して11時にはホテルに 戻って来ました。帰りにマックに 寄ってフィレオフィッシュと アイスコーヒー飲もうとしたらなぜか マレーシアのマクドナルド、 アイスコーヒー置いて無くてホットの ミロ飲んで来ました。 帰り道、そう言えばマレーシア来て麺を食べて ないなと思い、もう おなか一杯で店で食べられないからコンビニ 寄ってアイスクリームと カップ麺と、バニラコーラを買って、部屋で 風呂上がりに食べて 寝ました。

  第3日目 月曜日 3rd day

 朝食は6階だというので、行けばウェイターウェイトレスたちの 料理を受け取る場所のそばに座らせられて、そばにいたマレー系の 美男子ウェイターが目を楽しませてくれました。でも残念ながら彼は 僕の席の担当ではなくて残念。

 チェックアウトしてタクシーでセントラル駅まで。その後定刻通り にエクスプレスに乗って28分で空港到着。マレーシア航空はDとEの カウンターだと出ていたけど、ビジネスクラスの表示が無いので どこ並ぶか迷ったけど、行ったらビジネスクラスはあっちだと 反対側のCカウンターだと言うので、振り返ったら判りました。

 出国時もビジネスクラス専用のブースがあって便利でした。でも 時間なかったのでラウンジは行かなかった。結局、今回の旅は地図も 無い旅だったので、せめて地図でも買っておこうと思って、書店で 地図を探したけどモノレールが載ってない古いのだったり、プトラ ジャヤや空港が載ってない広域図がなかったりして諦めたら、隣の 棚にいいのがあって買って来ました。でも手荷物センサーのところ で団体客と一緒になり、時間かかって飛行機乗るの遅くなってしまい ました。

 機内に入ったら来た時と違って新しい機材。180度になるフルフラット シートでした。スイッチも分かりやすくて便利。やってみたら ぐんぐん下の方に沈んで水平とは思えないけど、充分寝れる角度 でした。でも音楽が日本と中華系ポップスのチャンネルだけ接触不良 でよく聞こえず、ダメでした。

 そしてまたダラダラ喰いの食事が始まりました。ところが食事が どれも不味くてがっかり。良かったのはサテーだけ。でも行きには もらえなかったキットがもらえました。  こうして短いクアラの休日を楽しんで来ました。

終わり THE END FINE

 


index

●NEXT/忙中台北
Taipei busy trip
●TOP PAGE INDEX(Japanese contents)
目次のあるページに飛びます。

●Back to ENGLISH index
only contents
●Ritorna ITALIANO index
solo indice


[PR]看護師の好条件求人なら:転職活動不安ですか?なんでも相談OK!